発達障害はいくつかのタイプに分類されており、広汎性発達障害、自閉症スペクトラム、高機能自閉症、アスペルガー症候群、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)が含まれます。生まれつき脳の発達が通常と違っているために、通常の生活でうまくいかないことがあります。成長するにつれ、自分自身のもつ不得手な部分に気付き、生きにくさを感じることがあるかもしれませんが、支援のあり方によって、それがハンディキャップになるかどうか決まってきます。
(厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」より抜粋)
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クラス替えや転校、進学といった新しい生活に変わる際に、緊張と期待で、気持が不安定になります。言動に特徴があるため周囲から浮き、そこから失敗体験をすることもあり、その失敗体験が大きな傷になることもあります。本人の主張をしっかり聴く、相談をもちかける等の配慮をしてあげましょう。 |
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「ふつうの交友関係」への強いあこがれがあるが、うまくいかないことがあります。「みんなと一緒にいたい」という気持ちと、「自分はふつうじゃないから関われない」という気持ちが共存しています。こういった場合は、特別な対応をするのではなく、みんなで行えて、周囲との溝を埋める活動が大切です。自分と気の合う仲間や居場所を求めている場合もあります。 |
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苦手科目が目立ち、人との違いが気になりだします。「苦手」=「努力不足」と捉えるのではなく、長所を伸ばし、短所がカバーできる手助けを心掛けましょう。 |
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「どうせ勉強はできない」と諦めている場合もあります。他人と比較するだけでなく、以前の本人と比べ成長を考えてみましょう。必要以上に叱らないサポートが必要です。 |
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目標がみつからないが、将来への危機感がない場合もあります。まずは、できていることを認めてあげて下さい。将来設計にはまず自己認知が必要です。目標の立て方や取り組みの手順などもアドバイスしてあげる必要があります。 |
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高校選び高校卒業をするには、様々な種類の学校があります。本人の特性に合った学校を見つけるか、本人の特性をしっかり理解した学校を選びましょう。
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高校卒業後大人が大学、短期大学、専門学校、就職など、選択肢をみせます。本人の要望を聞きながら、本人の決断を積極的に援助して下さい。本人が「これだ!」と思っても、進学してから、もしくは就職してから失敗してしまう人も多いので、学校説明会やインターンシップ、アルバイト等、様々な体験を事前に行っておくと良い。 |
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